こんにちはフライパンです。

糊厚の件でコメントいただきました。ありがとうございます。
せっかくなのでまた記事にさせていただきます。


クロスの糊付け時の機会の塗り厚や塗布量に関して



目次

糊の希釈は濃いめ。

機械付けする際の基本的な糊メモリ

薄い材料はメモリを絞って薄く塗る。

厚い材料はメモリを広げて少し濃いめに。

柄物も濃いめ。

勾配天井部分の壁。

天井は?







糊の希釈は濃いめ。

私の場合ですが、溶くタイプの糊は濃いめに溶きます。
スーパーグルー96@やセミダイレクトなどですが
箱に謳われている希釈水分量より1Lぐらい少なめです。

ここ数年使っていませんがグルーは13L~14Lの水と書かれていたと思いましたが
私は12Lくらいで攪拌していました。



ただ職人さんに頼むことも多々ありますが、そうするとどうしても濃い糊で練るのを嫌う人もいますし、仕事にばらつきが出ることを感じ人に依頼する場合は原液タイプを支給して使ってもらっています。

やはりウォールボンドは汚れ防止クロスなど収まりが良いです。
原液タイプでは最近NEWジャストノールもよく使います。書いていることが矛盾してしまいますが、機械の中に糊が流れて使いやすいです。一度こちらを支給するとこちらを支給してほしいとよく言われます。





機械付けする際の基本的な糊メモリ

私はプライムミュー3を使っていて糊のメモリは1前後が多いです。
張り付けた後、少し動くくらいが貼りやすくてちょうど良いと思っています。
個人的にはジョイントをローラーで押さえて糊が出てこないくらいが絶妙なラインかと思っていますが糊があふれて拭きとるくらいでなければ、だめだよという方にもあったことがあります。

人それぞれ経験ですので自分に合うやり方で。

そういえば過去に何台も糊付け機で糊を付けさせていただいていますが、機械によって糊の塗り厚は全然違います。3とか5でちょうど良いという機械も複数台経験しております。
新しい機械はある程度、統一されているかと思いますが。



薄い材料はメモリを絞って薄く塗る。

薄い材料は0.75とかに糊のメモリを絞ります。クロスが薄いと材料自体も糊を吸収しないので薄くしております。

濃いとスムーサーで糊が押し出せちゃったりしますが糊も下地として出る場合があります。



厚い材料はメモリを広げて少し濃いめに。

逆に厚めのクロスは糊を余分に塗るようにしております。
特に着け置きして次の日、貼る場合などは材料が糊の水分を吸ってしまい貼りづらくなりますよね。糊の水分量が多いと、この場合、顕著に貼りづらくなります。

糊のメモリは1.5くらいでしょうか。材料を見ながらですので、もう少し開放する場合もあります。


柄物も気持ち濃いめ。

柄物も気持ち濃いめにすることが多いです。特に貼る面が複雑な造りの場合ですね。何度か張り付けて張りなおす作業が予想される場合は気持ち濃いめにします。
無地で1だったら1.25にするとかですかね。

アクセントで使うような切り込みが一切ないような面は無地と同等の濃さで良いと思います。



勾配天井部分の壁。

斜め天井の壁部分も少し濃くすることが多いです。一度仮張りして斜めに切って剥がして張り付ける。なのでほんとに気持ちですが濃くしたりします。
下敷きテープ側のみやはり.25メモリ濃くするくらいです。


天井は?
天井は濃いと糊の重さで落ちてくるので比較的薄めに付けます。それでも張り付けた後気持ち動くくらいが好きです。




機械付けでなく手で糊を塗ったり、人の手伝いをすると良く思いますがクロスを持った際の重量で糊が濃いか薄いかわかりますよね。手糊の時は、クロスを持った時にうわっ重っ!と感じたら再度ハケでしごき直したりしています。




それではまた。