Mクロス・ベニヤ下地へのクロス施工についての考え方。



コメントいただいたことについて書かせていただいていたら長くなり、
せっかくなので記事にさせていただきます。(笑)



Mクロス・ベニヤに対してクロス施工についての私の考え方です。






Mクロス・ベニヤに対してファイバーを貼るということについて


ファイバーに関してですが私は以前、新築のベニヤ下地にファイバーを貼って施工したところ、クラックが入り張り替えるという痛い目を二度味わっているのでベニヤ下地にファイバーを貼ることは基本致しません。
一件はかなり丁寧な大工さんでしたがその時にどうにもならないものかなと判断しました。
事情を説明したうえでそれでも貼ってくれと言われたら貼ります。
ただ応援に来てくれた方の中にはやはりファイバー貼らないのと?聞かれますが敢えて貼らないでもらいます。
P.B部分には貼りますよ。(^^♪









5.5以下のベニヤのクロス施工後の反りについて

5.5以下のベニヤの反りについてですが私はおそらくクロスに引っ張られていると考えています。汚れ防止のような固いクロスの場合は特に引っ張ってくるのではないでしょうか。
クロス(ベニヤもそうかと思いますが)水分を含むと膨張し乾くときに縮みますよね。その縮みにベニヤが引っ張られてビスやステップルが効いている所とそうでないところで太鼓のように膨れると。




基本的にアク止めもシーラーもベニヤの反りを止めることは不可能だと思います。

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アク止めはアクを止めるのでそれはそれで良いと思いますが、ベニヤの反りを止めるのは基本、両面同じ材料を貼る以外ない(押入の建具を両面貼るように)と考えています。





大工さんはなぜベニヤを使うのか?

コメント主様も書かれておりましたがベニヤを使うことをやめればよいと。確かにそうだと思います。

コストの問題。P.Bだと増し貼りできず、天井や壁をばらしたりする必要性が出る場合があります。

作業が楽。大工さんと話したところベニヤの方が施工が楽だということ。
ベニヤの場合切りくずの清掃も楽だしボードのように割れないから良いのだそうです。
他にもあったかもしれませんがこの2点がよく覚えている理由ですね。


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いかにコストを下げたいか、コストがかかってもいかにきれいに施工したいか、あとは大工さんの考え方、この辺りは大工さん、お客さんとの兼ね合い・話し合いになると思いますがクロス施工者としてはやはりベニヤは避けていただきたいですよね。






Mクロスへはアク止めの方が良いのでは?ということについて

アク止めの方が良いかもしれません。私自身はMクロスの目地部のパテの膨張をいかに止めるかを考えましたので水分の吸い込みを止められるシーラー、またはボンドでも良いかと考えましたが、下地への水分吸い込みを止めることができればアク止めの方が良いですかね。(;^_^A

私はMクロスの目地部からアクが出た経験をしたことがなかったのでアク止めをするというところにはいきつきませんでしたが、ヤヨイのプラゾール100S青いボンドですがこちらがアク止めにもなっています。


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私はパテでアクが結構止まっているかなと考えています。古い家の布クロスなどを見るとわかりやすいですがベニヤとパテとで色が変わっている現場が比較的多くないでしょうか?

*コメ主さんよりパテでアクは止まりませんというご指摘がありました。コメント欄に非常に勉強になるコメントいただいておりますので目を通していただけると幸いです。





みなさん、私も含め、それぞれ自身が経験した上での施工をしていくと思いますが、参考にしていただければ幸いです。




それではまた。



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