現場に確認に行った際、火災報知器の存在を忘れてはならない。




こんにちはフライパンです。

一戸建て住宅の貼り替えの時は全く気にもしない火災報知器。
マンションの張替えの際もたいして気にしません。
万が一にも鳴ったら困るけどブレーカー落としておけば大丈夫でしょ?
とか安易に考えている自分がいます。
(もちろん鳴ったら慌てふためきますよ。やばそうなときはちゃんと確認しますし、最悪切り込めばいいでしょとか思ってしまいます。)





ですが今回工場の改修でしたので火災報知器の見落としは痛手でした。

あることはわかっていましたが天井は一部のみでしたので工事自体には干渉しないわけです。

しかしながら・・
鋼製建具ドアを移設という工事内容がありましてこちらドア枠を溶接で固定します。
被覆アーク溶接そういや施工管理の試験でよく出てくる言葉です。
すっかり忘れていましたがもう忘れることはないでしょう。



知らない私が悪いわけですが
溶接機・発電機を持ち込むことも頼んだ業者さんから比較的直前で聞いて少し慌てたりもしました。
(工場だと発電機持ち込みの許可など必要なところがあります。重機持ち込みの許可も必要だったり水をこぼしてはいけないとか工場ごと独自・独特のルールがありますね。)

土木・解体・躯体と些細な工事でも概ね発電機ないしなにかしら機材を持ってきます。解体の時のどでかいコンプレッサーにも恐れ入りました。エアサンダーと言って鉄筋をバサバサ切っていました。というよりサンダーは電気以外で動かせるのかと非常に勉強になりました。エアハンマーとかもありましたね。







よし話を戻します。




でね年寄りの職人さんが教えてくれたの。
溶接の際、煙が出るっていうわけ。ふむふむ。

「火災報知器なっちゃうよ。」



汗だらだらです。それはまずい。大騒ぎなんてもんじゃないです。

話を聞き進めていくと、熱感知式ならならない。煙感知だとなる。それはそうですね。

担当者に相談してもわからないそうで。

すると年寄りの職人さんが養生巻けば大丈夫だよって言うんです。ほんとですか??





信じてますよ。信じます。

マスカーでしっかり囲って・縛って・テープで巻いて・煙が行かないように。


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いざ溶接始まると「そんなに煙出ないよ。扇風機で散らしちゃえ。」
とか言ってますがけっこう煙出てますね。汗(;゚Д゚)





♪~口笛
時を戻そう。(ペコパ風   いらない??)

さかのぼること溶接を始める10分ほど前

まさに、たまたま。ほんとにたまたま。ゴミを出し水洗いしてあった新品同様の掃除機の布袋をセットします。














掃除機で煙を吸い取ろうと考えたわけです。ただゴミがいっぱいだと粉塵爆発の危険性があるんでないの??とか思ったりします。


火の粉を吸わなければいいわけですよね?。
火の粉は吸わないようにノズルを伸ばしてなるべく上の方を吸う。





吸う。吸う。吸う!吸ってる!

これはいいぞ!火の粉は基本上にはいかず下か横に落ちますので大丈夫。



結果オーライ。マスカーが良かったのか、掃除機が良かったのか。両方が功を奏したのか。とにかく無事完了しました。

*こんなことは真似せずきちんと火災報知器を事前に切ってくださいね。




おかげさまです。この二人の御老人が来て教えてくれなかったらまさに火災報知器が鳴っていたかもしれない。まばゆい!まばゆずぎる!

もう仏様に見えます。(怒られる??)


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しかしながらほんと結構年寄りの職人さんで人が良い感じの二人組。
良い仕事してくれました!!若いだけがすべてじゃないですね。経験値大事ですね!
ちなみに鋼製ドアを吊るときもうまいことやってくれたんです。




これもまさに鋼製建具屋さんならではの技術が見受けられとても勉強になりました。
ちなみにスイングドアの移設だったわけですが、撤去の際は解体屋さんに頼みましたが仏様二人組が撤去の時も俺らを呼んでくれよと。繊細なものだからこの次からは撤去の時も俺たちを呼んでねと言われました。(この二人が生きてるうちにそんな仕事があるでしょうか・・)



とにかくこの二人の鋼製建具の職人さんには感謝いっぱいです。
ありがとうございました!


それではまた。