こんにちはフライパンです。

先日書いた記事で張り替え時の下地にうすめた糊を塗って浸透圧で下地へ裏紙の浮きがくっつかないかなというコメントいただきました。

考えてみて、私自身くっつかないのではという先入観にとらわれています。






実際私自身が施工でよくするのはシーアップを張り替え時の下地に塗ることはよくします。

以下体験談。

私がよく施工する現場でコンクリート下地ですが、どうも下地へしっかりくっついていないなという現場がありますが、そのときシーアップを2倍くらいかな?薄めて塗りました。

それこそ、浸透圧で裏紙の下地側へ行くようにという感じでですが、これは相当なんべんも塗り、なおかつ力強くローラーで押さえるように塗らないと下地側へシーアップが抜けていきません。さらにいうと接着させるために力強く塗るのがけっこう手間です。


結果くっついているかくっついていないか微妙・・・

塗っている最中に裏紙が破けてローラーに巻きついてくるケースも多々あります。


シーアップがもったいないなという結論にいたり、今は4倍に薄めて浮いてきたところは剥がしてもう一度塗るというスタイルで施工しています。

あんまりひどいときは水を塗って剥がしてしまいますが・・・



現在のクロスの裏打ちはしっかりしているのでこの方法だとむずかしいですが昔の布クロス。
裏紙が薄くてボソボソのやつを水性ペンキ下地の上に張ってありどうしたものかと考えシーアップ原液を塗って施工したことがありますがこの施工法はうまくいったかなという印象がります。





ただ防炎の面で考えると結局防炎仕様にならないんですよね。下地を完全にむき出しにした状態(裏紙が残っているとアウト)でないと防炎にならないというのは張り替えできるクロスのメリットを完全に殺しているし無理があるよなといつも感じます。



こういうバカげた無理がある施工方法を見直したほうがいいと思うんですがね。
防炎はたしかに大事ですが現実的に世に出回っている単価で裏打ち全部剥がせとか絶対無理なので見積の時点でボード張り替えとかになっちゃうんだよな。




うわーずいぶん脱線してました。


薄めた糊でくっつくか否か?試してみようかと思います。

防炎認定は受けられませんがこれで施工がしやすくなったり仕上がりがきれいになるといいですよね。とはいえしばらく張り替えの現場がなさそうですが。



それではまた。