こんにちはフライパンです。


クロスの施工費ってどのクロスでも同じなの??いいや違うでしょ。変わるでしょ。

これはですね、クロス屋さんはみんな思っていることを記事にしたものですので、大工さんや工務店、家を建てているお客さんにご理解いただきたい内容ですね。私だけではないと思うんだよな。みんな思っていると思うよ。





貼り易いクロスは安くてもいいのでしょうが(もっとも現状どこも施工費が非常に安い価格が当たり前のような時代ですので高くなる場合がほとんどだと思います。)貼りづらいクロス・施工に手間のかかるクロス・下地処理に時間がかかるクロスなど高くなって当たり前なのではないでしょうか。



下地処理の時間は2倍3倍変わる。

クロスを選ぶ際ぜひとも参考にしていただきたいのですが、つるつるしたクロスは下地処理が非常に時間がかかります。パテ処理だって一般的な織物クロスや厚手のクロスから比べたら倍以上に時間がかかる場合もあります。





例えばキメの粗い織物クロスならば、ジョイントのパテ2発にビス頭1発ないしパテをうたない人もいるでしょう。パテの削りも削らない人もいることでしょう。これがですね仕上がりがペンキのようなつるつるしたクロスの場合、パテは丁寧に2発ないし3発(私なら薄く3発打ちます。)ビス頭も私なら2発うちます。





この違いは下地処理の段階で倍以上、時間が違ってくると思います。またパテを研磨する時間、その粉を掃除する時間を考えるとさらに労力は変わってきますよね。



クロスの厚みによって仕上がりもきれいさも変わる。

また正直、仕上がりも違います。表面の凹凸が大きいクロスならばある程度の下地の凹凸もクロスの貼りあがりに影響しませんが、クロスの表面ががつるつるですとほんのわずかな下地の段差も仕上がりに反映されます。もちろん常に100%を目指して仕事をさせていただくのですが人間のすることなのでミスがまったくない100パーセント完璧だということはありえません。



ここで価格が安い施工費と高い施工費では職人さんの日々の生活費が変わってきますので仕上がりに影響をさせないということの方がむずかしいことだと思います。



さらには柄物、珪藻土クロス、不燃、スーパー耐久性みんな癖がありますね。

チェックとかストライプとか気にする人と気にしない人といますが、曲がったら大変なことです。家自体の柱が微妙に曲がっていることはしばしばありますので、クロスをどんなに垂直に貼っても曲がっているように見えることもありますね。



グダグダ書きましたが、なにが言いたいかってタイトル通りでしてクロスの施工費は材料によって高くなったり安くなったりするんだよという認識が日本全国に広がれ~!!



ちなみにですがフライパンのだいこん畑のほうでは書きましたが下地の上手い下手、荷物のあるなし、段取の良し悪しでも施工費は変わってよいと思っています。


段取の悪い大工さんや工務店には高く出してやるのさ。にっしっし。




いままでフライパンのだいこん畑を読んでくださっていた方には申し訳ないのですがダブったような記事はすみません。もっとクロス、内装、インテリア業界を良くしたい。また他の建築の協力業者さんたちの施工単価や施工状況もよくしたい。そうすることで建築業界も良くなっていくと思うんですよね。



それではまた。