こんにちはフライパンです。

前回の記事でボードのジョイントとクロスのジョイントはずらすべき話を書きましたが今回はジョイントを切る際なぜボードまで切らないようにジョイントをしようとみんな気をつけているのかという話。



目次

ボードまでカッターが入っているとクロスのジョイントの目透きの原因になる。

地震、またはその他の圧力で割れる。

予防は下敷きの使用。突きつけ施工。





ボードまでカッターが入っているとクロスのジョイントの目透きの原因になる。

前記事でも書きましたが、ボードの紙までカッターにより切り込みが入っているとクロスのジョイントの目透きの原因になります。クロスの糊が乾く時ひっぱられてほんのわずかですが隙間ができるようになります。一概に必ずなるともいえませんが、それが原因になることは十分あるのでボードに浅い切り込みも入らないように私は気をつけています。






地震、またはその他の圧力で割れる。

割れます。カッターの切り込みが基点になってそこからぱっくり割れているような状況をみたことありませんか?これ、深い切込みだと、地震とかではなくボードの貼り方が歪んでいたり無理をして貼ってあったり、木造で木が痩せたり背われを起こしたり木が乾いた表紙に歪んだり等の原因でも割れます。


最近では下敷きテープを使用しているからとかなり強めにカッターで切っている方を見たりもしますが、そういう方の下敷きを見るとぱっくり切れていたりして、さらにはボード面にまで切り込みが入っていることは多々あります。(ごめんね。仕事している最中に確認しちゃうのよ。)


割れちゃうと結局そこに下地がないからバクンバクンになってしまうわけです。なおすのも下地を入れなおさなければならないので、大変な工事になりますね。




予防は下敷きの使用。突きつけ施工。



下敷きごと切ってしまう人もいると書きましたが、下敷きはボードを切らないようにするためには非常に有効な手段です。ある程度金額もかかってしまうので、安すぎる現場などではとても入れられない、という話も聞きますが元請さんと話をして入れるべきではないかなぁ。



私はジョイントを切る方が仕上がりがきれいだと思っているので滅多にしませんが突きつけ施工はボードを傷付けないという観点から見るとすばらしい施工法ですね。

補足で書いておきますが突きつけ施工というのは糊付け機のスリッターというクロスの耳を落とすカッターで耳をまっすぐ落としクロスのジョイントを切らないで突きつけて貼っていく施工法です。




それではまた。